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2022.06.22

ジメジメ。ジトジト。梅雨のこの時期に気を付けたい”湿邪”の対策。

湿邪

梅雨のこの時期、気温と湿度が上がって体調も気分も優れない日が多くなりませんか。それ湿邪に侵されているサインかも。

はじめに

みなさんこんにちは。
東海地方が梅雨入りして、約1週間程経ちましたが体調はいかがでしょうか。

梅雨の時期は、なんとなく身体が重だるくなったり食欲がなくなったり、天気と同じように気分も体調もすっきりしない、というようなことありませんか?

梅雨の時期に身体が重だるく感じたり体調や気分が悪くなるのは、あのジメジメした湿気が一因です。

適度な湿気は皮膚や内臓、筋肉などの臓器を潤し、身体を内からも外からも守ってくれます。ですが、その湿気も過剰になると身体に余分な水分(湿)が溜まりやすくなります。

東洋医学では「湿」は身体に溜まると「湿邪」となって、さまざまな不調の原因になると考えられています。

「湿邪」は五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうち、特に「脾」に影響しやすく、脾の主な働きは、水分代謝や消化吸収なので、湿邪により脾の働きが弱くなると、胃腸の働きが不調となり食欲の低下や下痢、身体の重だるさやむくみなどの症状を発症しやすくなります。
※五臓について、詳しくはこちら

湿邪は下半身に溜まりやすいので、特に足がむくみやすくなり、更に湿邪は滞りやすいという性質もあるため、気血の流れが悪くなり、冷えや関節の痛み、神経痛へと悪化していく可能性もあります。

ジメジメした梅雨の時期、体調を整えるには余分な水分を身体に溜め込まないように水分代謝を良くして、「湿邪」を生じさせないことが大切です。

そこで、今回はいくつかの方法をご提案します。是非試してみてください。

日常の湿邪対策

水分を摂り過ぎない

湿邪は、私たちが飲む水分が身体に溜まっていくことで出来ます。熱中症対策で水分摂取は必要ですが、飲み過ぎると身体が重だるくなり、胃腸の調子を崩す原因になります。水分は一度に一気に摂るのではなく、こまめに適量摂るように心がけましょう。

利尿作用、利水作用の高い食材を摂取する

ハト麦、インゲン豆、セロリ、トウモロコシ、玉ねぎなどは利尿作用が高い食材で、キュウリ、トマト、なす、枝豆、スイカなどは利尿作用に加え身体を冷やしてくれる作用もあります。これらの食材を意識して摂るように心がけてみてください。

湿度のコントロール

身体の外部の湿邪にも要注意。梅雨の晴れ間には窓を開け空気の入れ替えを行い、エアコンで除湿するなど適度に湿度コントロールをしましょう。

適度な運動をする

前述のとおり、湿邪は停滞する性質があり、動かないとどんどん溜まってしまいます。身体を適度に動かして汗をかき、新陳代謝を上げて水分排泄を促しましょう。

鍼灸治療

鍼灸で身体の水分の巡りを良くし、湿邪を除去して体調を整えることができます。梅雨のこの時期、気分も体調もすっきりしない時は、鍼灸治療を選択肢の一つに加えてみませんか?みなさんの体調管理を少しでもサポート出来ればと思います。

鍼灸治療を受けてみたいけど、すぐに治療院には行けない。という方へ、今回は湿邪に効果的なツボをご紹介しますので、指で心地よい強さで押したり、お灸を据えたりしてみてください。

湿邪に効果的なツボ、3選

『湧泉』

足の少陰腎経の井穴に属し、「湧」は底から水が噴水のように湧き出してくる様子を表していて、腎経の脈気が湧き出ることが名前の由来。

『水分』

このツボはヘソのすぐ上、小腸の入口にあります。小腸は水液を膀胱に、残りの水分は糟粕と共に大腸へと分別する分水嶺としての働きがあることが名前の由来。

『三陰交』

このツボは足の太陰脾経、足の厥陰肝経、足の少陰腎経の三陰経が交わることが名前の由来。

以上、湿邪について日常での対策と効果的なツボをご紹介しました。

湿気を溜め込まないように注意して、湿邪にやられることなく今年の梅雨を乗り切りましょう!

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鍼灸Tadauchi
鍼灸師 理学療法士 唯内 喜史

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