ブログ

2021.08.27

五行・五臓タイプ別の特徴  ~あなたは何タイプ?~

性格

みなさんこんにちは。

前回は五行五臓について解説いたしました。
今回は人の特徴をその五行・五臓のタイプ別に分類する、というお話をしたいと思います。

東洋医学の考え方では、さまざまな生理学的な働きを5つにグループ分けして、それぞれがバランスよく機能することで恒常性を保っていると考え、治療に応用するとお話ししました。

五臓肝・心・脾・肺・腎に分類され、は「伸びる・成長する」、は「温める・上昇する」など、それぞれの特性があります。人の特徴、よく起こる症状や、性格、容貌などから、肝・心・脾・肺・腎のどのタイプに近い人なのかを考え、治療に応用することができます。

中根一氏 著 もう悩まない!やさしい鍼を打つための本 を参考に五行・五臓タイプ別の特徴をまとめてみました。
さて、あなたは何タイプでしょうか?

木 = 肝 タイプ

よく起こる症状

・筋肉がよく凝る。攣る。
・眼精疲労やドライアイ、充血など。
・二枚爪や割爪。
・生理痛がひどかったり血塊がある。
・ストレスが溜まりやすい。

 

味覚

・すぐにイライラを周りに発散してしまう人 → 「酸味」による引き締めがgood。
・うまく発散することが苦手で、溜め込んでしまう人 → 「辛味」による発散がgood。

 

感情

・怒りっぽい。
・課題へのとっかかりが早い。
・自分なりの理想があり、他人にも要求する。

身体的特徴

・肩から背中にかけてと側頭部の凝りが強い。
・呼吸は浅め。
・切れ長の目で眉は薄め。

火 = 心 タイプ

よく起こる症状

・動悸、息切れ。
・不眠、夢をよく見る

味覚

・ポジティブで熱血系な人 → 「苦味」による沈静がgood。
・血色が悪く元気のない人 → 少しだけ「濃い味」がgood。

感情

・笑い上戸でおしゃべり好き。
・基本的に明るく、悲しい出来事ですら笑い話のように話す。

身体的特徴

・よく赤面する
・顔が少しオイリー

土 = 脾 タイプ

よく起こる症状

・筋肉は柔らかいが凝り感を自覚。
・口内炎や口角炎。
・食欲異常や食後の膨満感や眠気。
・雨天時の倦怠感。
・むくみやすい。

味覚

・細身の人 → 「甘味」による緩め潤う作用がgood。
・ふくよかな人 → 「酸味」による引き締めがgood。

感情

・他人の考え、想いを勝手に推し量りすぎ、逆に相互理解に至らないことが多い。

身体的特徴

・たれ目で、髪が細くしなやか。
・O脚気味。

金 = 肺 タイプ

よく起こる症状

・肌が乾燥しやすい。
・鼻づまり。
・風邪をひきやすく、よく悪寒や発熱する。

味覚

・感情などの発散が苦手な人 → 「辛味」による発汗がgood。
・日頃からうまく発散できている人 → 「苦味」や「酸味」による引き締めがgood。

感情

・自己犠牲的な発想をしがち。
・悲観的になりやすい。
・ため息が多い。

身体的特徴

・髪や眉が太く固い。
・肌が白く、手足が長い。
・猫背
・胸板が薄い

水 = 腎 タイプ

よく起こる症状

・耳鳴りや難聴。
・夕方からのむくみ。
・手足のほてり。

味覚

・一時的に疲れた時 → 「塩味」の効いたものがgood。
・慢性的な疲労や老化 → 「甘辛味」(ただし薄味で)がgood。

感情

・リスクについて深く考え、課題を達成しにくい。
・途中で諦めやすい。

身体的特徴

・疲労や老化で柔軟性に乏しい。
・髪にツヤがなく、枝毛やうねり毛になりやすい。

いかがでしたでしょうか。
あなたはどれかのタイプにあてはまりましたでしょうか。

もちろん見事に当てはまる方もいれば、色々な要素が混じりながらもこの要素が強いかな、といった方もみえるでしょう。

どこかに分類しなければいけないわけではなく、「○○の要素がつよいので、△△ということに気を付けよう」といった感じで、日常生活での参考にしていただけたら良いかと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の東洋医学シリーズは、陰陽について解説したいと思います。
それでは次回をお楽しみに(^_-)-☆

参考
中根 一:もう悩まない!やさしい鍼を打つための本.医道の日本社

関節痛・腰痛・肩こり、ご相談ください
鍼灸Tadauchi
鍼灸師・理学療法士   唯内 喜史

カテゴリー

最新の記事

アーカイブ

WEB予約

LINE予約

電話予約