ブログ

2022.03.28

”ひびき”とは

ひびき

みなさん、こんにちは。

今回は鍼を刺した時に起こる”ひびき”という現象について説明します。

”ひびき”ってなに?

鍼の”ひびき”という言葉を聞いたことがありますか?

”ひびき”とは、”得気”とも言われ、鍼を刺した時に感じる特有の感覚のことで、刺した部位に“ズーン”とか、少し離れた部位に“ジワーッ”と広がるように感じたり、“ビッ”と鋭く放散するように感じますが、その感じ方は鍼を受ける人によって様々です。

痛くないの?

鍼の施術は未経験という方にとって、鍼治療の”ひびき”は“痛い”とか“怖い”というイメージを持たれるかもしれませんが、実は鍼経験者の方で、日頃からよく鍼施術を受けている方の中には”気持ちが良い”とか“心地良い”と表現され、”ひびき”が無いと効いた気がしないと言われる方も少なくありません。

そもそも”ひびき”以前に、鍼を刺すこと自体痛いのではないか、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、国内で用いられている鍼はとても細く、無痛とまではいかないにしろ、注射針を刺すときのような痛みを感じることはほとんどありません。逆に、初めて鍼の施術を受けた人が、痛みがないことに驚かれる方もみえます。今までに経験したことがない”ひびき”の心地良さがクセになり、鍼灸院に通われる方もいらっしゃいます。

”ひびき”のメカニズム

では”ひびき”は、どのようにして起こるのでしょう?

慢性的に腰痛や肩こりなどを感じている方は、こり固まった筋肉が痛みを感じる神経を常に圧迫しているような状態です。そこに鍼を刺すことで、元々筋肉に圧迫されていた神経が、鍼刺激による防御反応で収縮した筋肉に、更に圧迫されることで”ズーン”とか”ジワー”といった感覚を生じます。これが”ひびき”の正体といわれています。つまり、”ひびき”を感じるという事は、こり固まった筋肉にしっかりと鍼が当たっている証拠ともいえるわけです。

ちなみに、”ひびき”の起きる頻度や強さなどの程度は、鍼の太さ、刺す深さ、その日のからだの状態など、様々な要因で変化します。

”ひびき”の効果

”ひびき”には、こり固まった筋肉のこりを和らげてくれると共に、その部位に血液を集め血行を促進してくれる効果があります。

さいごに

鍼の”ひびき”についてはまだまだ不明な部分が多く、”ひびき”を好まれる方と、そうでない方もいらっしゃいます。効果に関しても鍼が”ひびいた”という気持的な満足感が影響してるかもしれません。

なんにせよ、患者やクライアントの方々のお声や反応に注意を傾け、これからもその方々に合った鍼灸整体施術で、みなさんに笑顔になって頂きたいと思います。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました(*´▽`*)

春日井市の鍼灸整体院 腰痛・肩こりお任せ下さい
鍼灸Tadauchi
鍼灸師 理学療法士 唯内 喜史

カテゴリー

最新の記事

アーカイブ

WEB予約

LINE予約

電話予約