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2021.11.07

姿勢の話 -理想的な座位姿勢をとるコツ-

日頃から姿勢のこと、気にしていますか?

みなさん、こんにちは。

以前、スマホの操作時の頭頚部の位置や姿勢によって、頚肩に大きな負担が掛かりますよ、という趣旨のお話をさせていただきました。(参照:https://harikyu-tadauchi.com/2021/09/17/smartphone-stiff-neck/(新しいタブで開く)

そのなかで、『次の機会に良い姿勢をとるコツをご紹介します』的な話をしてたので、今回はそのコツについて、姿勢の話も少し交えながらご紹介したいと思います。

日頃から自分の姿勢に関心を持ち、良い姿勢を保つことで様々な不調が改善する可能性もありますので、是非ご参照いただけたらと思います。

基本的には立位でも座位でも気を付けるポイントは一緒なので、今回は座位について話を進めていきますね。

よく見る不良な座位姿勢

こんな姿勢でデスクワークやスマホ操作している人、多くないですか?

この姿勢による弊害を軽く挙げるだけでも、
✔ 骨盤が後傾し、腰椎の前弯が消失(後弯)している。 ⇨ 腰(特に椎間板)への負担増加。
✔ 円背 ⇨ 猫背を助長する。
✔ 頚椎が過度に前弯し、顎が挙がっている。 ⇨ 後頚部の筋が凝り固まる。
と色々挙げられます。

このような姿勢で長時間作業していると、カラダはその姿勢が当たり前になってしまい、その姿勢を取ることが楽になってきてしまいます。逆を言うと、良い姿勢をとると、その良い姿勢の方が窮屈な感じがしてしまうということです。

理想的な座位姿勢とは

次に理想的な座位姿勢では、

骨盤がしっかりと立っており、背骨が生理的な弯曲を保ち、頭部が背骨の上にしっかり乗っかっており、局所に過度な負担を掛けることはありません。

お仕事中などは、集中して作業をしているため自分がどんな姿勢になっているかにも気づきにくく、不良姿勢になっていてもそのままの姿勢で長時間作業してしまい、気づいたときには頚肩が凝っていた、腰が痛くなっていた、なんてことも少なくありません。

作業中も意識的に良姿勢をとるようにして、頚や腰に負担を掛けないように心がけることが重要です。

スマホ操作では、スマホを目の前に保持していることで手が疲れてしまうので、少し高さのあるテーブルなどに肘を置き支えにすると楽です。
ただどんな姿勢でも、長時間同じ姿勢というのは多少なりともどこかしらの部位に負担がかかるので、座りっぱなし、立ちっぱなしになることを極力回避しましょう。

良い姿勢をとるコツ

では、どのようにして理想的な座位姿勢をとればいいのでしょうか。

円背姿勢がダメだから、と腰や背中を反らして座ってたら逆に背中や腰の筋肉が張ってしまって痛くなる、なんてことも起きかねません。

以下に、理想的な座位姿勢をとる時にの気を付けてほしい3ポイントを挙げましたので、これを参考に実践してみてください。

ポイント
①みずおちを前上方へ突き出すと自然と胸が張れて、無理なく背筋が伸びます。
②軽く顎を引くことで頚周りの筋肉もバランスよく働き、頚肩の凝りを予防できます。
③お腹を凹ますと腹圧が高まるので円背になりにくくなり、腰背部の筋肉の負担を減らせます。

ちょっとしたポイントを押さえるだけで、無理なく理想的な姿勢をとることができます。

あとは日常生活中や仕事中に、この姿勢を取り入れる回数を意識的に増やすことで、自然と良い姿勢がとれるようになってきます。

いかがでしたでしょうか。
どんなトレーニングでも言えることですが、まずはどこの部位をどう動かす、というようにしっかり意識して行い、徐々に無意識でも自然に行えるように持っていけるのが理想です。

まずは日常から自分の姿勢に関心を持ち、意識的に良い姿勢を頻回にとることで自然と理想的な姿勢に近づけていきましょう(^_⁻)-☆
*ここでの理想的な姿勢とは、局所に極端な負荷がかからない、効率的な姿勢、をいいます。

春日井市の鍼灸整体院  肩こり、腰痛お任せください
鍼灸Tadauchi 鍼灸師・理学療法士
唯内 喜史

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