今回は脂質とエネルギーについて解説
みなさん、こんにちは!
今回は脂質の話し第2弾、脂質とエネルギーについてです。
高カロリーイコール悪というお考えをお持ちの方、必読です!
脂質は糖質、たんぱく質と合わせて3大栄養素と言われる内の一つで、1gあたり9kcalのエネルギーがあります。
カロリーだけを見ると、脂質はやっぱり太りやすいんでしょ?と思われるかもしれませんが、細胞膜の材料になったり、ホルモンの材料になったり、ビタミンの代謝に必要だったりと、脂質は体内で様々な用途で使わる優秀なエネルギー源なんです。
実は糖質しかエネルギーに出来ないのは赤血球だけ、というはなしです。
え?でも、脳も糖質しかエネルギー源にできないんでしょ?
勉強や仕事の疲れで脳が疲れて甘いものが欲しくなるし!
最近はケトン体も脳のエネルギー源であると言われています。
ケトン体とは脂質に含まれる種々の脂肪酸から変換されたもので、あらゆる組織や臓器がケトン体をエネルギー源として利用します。
良質の油脂を正しく摂るという前提付きですが、脂質は体の様々なところで利用される優秀なエネルギー源となります。
反対に糖はエネルギーになるくらいしか能がなく、余剰な糖質はあらゆる細胞の周りにまとわりつく『糖化』という作用によって、様々な機能低下を引き起こす原因となります。
さらに私たちのカラダには『糖新生』という自ら必要な時に糖質を作り出すという機能が備わっています。なので積極的にとるべきは糖質よりも脂質、ということが出来るのです。
いかがでしたでしょうか。
脂質は高カロリーだけど、それに固執する必要はないことがお分かりいただけましたでしょうか。
次回は脂質と細胞についてお話しします(/・ω・)/
春日井の鍼灸整体院 腰痛・肩こりおませください
鍼灸Tadauchi
鍼灸師・理学療法士 唯内 喜史